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嘘は火刑をもって追及して然るべきであろう 


インチキと宥和してはならない!

2015.5.28 07:41更新 産経ニュース

 【鈍機翁のため息】
(292)公爵の城館 VII お前は嘘をついてはいない

 島の領主をめぐる話が決着したあとで、公爵夫人はサンチョがキホーテを騙(だま)して、醜い百姓娘を、魔法使いによって姿を変えられたドゥルシネーアだと信じ込ませた件を蒸し返し、こんなことを言い出す。《(確かな筋の情報によれば)あの田舎娘こそドゥルシネーアであり、好漢サンチョは自分で騙したつもりでいても、実は騙されているのだ》と。つまり、魔法使いの仕業であるというサンチョの嘘が、実は真実であったというのである。

 単純なサンチョは《大きに、そういうことかも知れねえや》と、夫人の嘘を頭から信じ、こう述懐する。《おいらのこんなに乏しい脳味噌(みそ)でもって、あんなに気の利いたぺてんを一瞬のあいだにでっちあげることができるなんて考えられねえし、できるとうぬぼれてもならねえ》

 嘘をつくという悪徳から一挙に解放されたサンチョは、安堵(あんど)感にどっぷりと浸るのである。「実はお前は嘘をついてはいない」という嘘をつくとは、公爵夫人は人間の弱さをとことん知った相当にしたたかな女性である。 

モンテーニュの『エセー』に「嘘つきについて」という章がある。16世紀のモラリストはこう述べている。
 《実に、嘘は呪われた悪徳である。われわれはただ言葉だけによって、人間なのだし、また、たがいにつながっているのである。この嘘の恐ろしさと重大さを認めるならば、他のいろいろの罪悪以上に、これを火刑をもって追及して然(しか)るべきであろう》 (桑原聡) 


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 捏造記事を書いても『編集権』だと言いくるめるのと同じ、『医師の裁量権』


インチキと宥和してはならない!
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